予防の観点からも、矯正治療は有効です。大人になっても諦めないで!

乳歯がなくなり、すべての歯が永久歯に交換してから行う治療です。基本的にすべての歯にブラケットをつけて、適切な位置に歯を並べていきます。

成人の方やこどもの矯正(Ⅰ期治療)をされた方の第二段階目の治療となります。目安として、中学生以上の方はこの治療方法になります。 基本的に何歳であっても、矯正治療で歯は動かせます。しかし、歯周病などで口や歯の健康状態が悪かったりする場合には、歯の反応や慣れる力が弱るため、矯正治療が難しくなったり、治療期間が長引く場合があります。

大人の矯正は見た目だけでなく、将来的な予防の観点からも大切です。80歳以上で歯が20本以上ある方は、歯並びがよいために清掃性や唾液の循環がよく、咬み合わせのバランスが良いために歯がいつまでも残っていると言われています。

当院では目立たない矯正装置にて、大人の方でも受け入れやすい治療を選択することが可能です。見た目の印象を良くし、将来のかみ合わせに不安のある方は、是非お気軽にご相談ください。

治療期間目安

期間:1年半~2年半ほど

大人の矯正治療の流れはこちら

矯正歯科について

Orthodontic appliance矯正装置

当院では、一般的な表側につけるワイヤー矯正から舌側矯正、マウスピース矯正など幅広く取り扱っています。 また、歯並びが整っていく過程も楽しんでいただくために、可能な限り目立たない装置にて治療を行います。

表側装置(ワイヤー矯正)

当院では表側装置を矯正治療のメインとして実施しています。 ワイヤー矯正は歯科医師による治療のコントロールで歯を整えていくため、治療の効率がいいです。 また、トータルで考えると費用対効果が一番高いのが表側装置のワイヤー矯正です。 ワイヤー矯正は「痛い」と感じられる方が多くいらっしゃいますが、痛みへの配慮として柔らかい針金を使用したワイヤー矯正も実施しています。 その他にも、「口の中が筋肉痛になったような状態になる」というような説明を事前に行い、必要な痛みであることを事前に患者様にお伝えすることを心がけています。

舌側矯正

強制装置を歯の裏側につけることによって、基本的に周りの方に装置が見えることはありません。審美性に優れた治療内容でありますが、患者様ご自身での清掃が困難なことが多いため、定期的な受診で清潔な口腔環境を整えることが重要になります。

マウスピース矯正

透明なプラスチック素材のマウスピースを装着して歯並びを整えていきます。 取り外し可能である、透明で目立たないという点が特徴です。 症例によっては適用できない場合もあります。 その他にも治療開始時点ではワイヤー矯正を行い、その後マウスピース矯正へと移行するパターンもあります。

歯科矯正用アンカースクリューを用いた矯正治療

歯科矯正用アンカースクリューとは、口腔内の骨に埋め込む、矯正用の小さなネジのことをいいます。 アンカースクリューを用いることで、歯の動きを抑制し、口腔内後方部分へ前歯が移動しやすいようにすることができます。 これにより通常使用する固定装置の利用を最小限にすることができ、治療期間の短縮にも繋がります。 また、正しい噛み合わせを取り戻すためにも、アンカースクリューを用いた治療は役立ちます。

矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について

矯正治療の一般的なリスク・副作用など

矯正治療を行う事により、健康的で美しい歯並びや咬み合わせを得ることには大きなメリットがあります。しかしながら全ての医療と同様に、歯科矯正治療にも潜在的なリスクや副作用があることをご理解頂きたく思います。
矯正治療には以下の一般的なリスク・副作用があることをご理解ください。 (※すべてのリスクや副作用が生じるわけではありません。)

クリックすると、項目全体をご覧いただけます

  • 矯正装置を装着することによる痛み、不快感が生じることがあります。痛みは装置装着もしくは調整後から徐々に現れ、2~3日をピークに消失します。また、矯正装置がくちびるや舌に当たり不快感が生じますが1週間程度で慣れることが多いです。
  • 矯正装置の周りには汚れが付着しやすく、お口の中の自浄作用が低下し、むし歯や歯周病のリスクが上昇します。丁寧に歯磨きを行い、定期的なメンテナンスを受けていただくことが重要です。
  • 歯の動き方には個人差があります。そのため、検査診断時に予測された治療期間が短縮および延長する可能性があります。
  • 装置や顎間ゴムなどの使用状況、口腔筋機能療法(MFT)および定期的な通院等、矯正治療には患者さんの協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響を及ぼします。
  • 稀に歯を動かすことにより歯根の吸収が起きて短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がったり、ブラックトライアングルと呼ばれる歯肉退縮現象が起こることがあります。
  • 治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
  • 矯正治療中に「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
  • ごくまれに歯が骨と直接癒着する「骨性癒着」が起きていて思うように歯が動かないことがあります。また、ごくまれに歯を動かすことで歯の神経が障害を受けて歯髄壊死が起きることがあります。
  • 様々な要因により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
  • 緊密な咬み合わせの獲得のため、歯の形態修正や、咬合調整を行ったりする可能性があります。
  • 何らかの要因で矯正装置が外れたり、その装置を誤飲する可能性があります。
  • 矯正装置を歯から外す時に、エナメル質にクラックと呼ばれる微小な亀裂が入る可能性や先端の欠けや、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
  • 保定治療と呼ばれる後戻り防止装置(リテーナー)の使用方法を遵守し、定期的な経過観察をお受け頂けない場合、歯並びの後戻りが生じる可能性が高くなります。
  • 矯正装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態にするため、むし歯の治療やかぶせ物(補綴物)などをやりなおす可能性があります。
  • 顎の成長発育や加齢などの経年的変化や歯周病により、咬み合わせや歯並びが変化する可能性があります。その場合、再治療などが必要になることがあります。
  • 親知らずなどの影響により、歯並びにデコボコなどの叢生が生じたり、噛み合わせに影響を及ぼす可能性があります。
  • 歯科矯正治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。

Contact us
お問い合わせ

当院では、18:30(最終予約18:00)まで診療しております。
矯正に関するご質問など、いつでもお気軽にお問い合わせください。

診療時間
9:00~12:00 / /
15:00~18:30 / / / /

※スライドさせると、表全体をご覧いただけます。

[診療時間] 9:00~12:00/15:00~18:30(最終予約18:00) [休診日] 日、祝日


Related links関連リンク